楽天グローバルマーケット終了 中小企業の海外販売はどうすべきか？

楽天海外販売サービスGlobal market(グローバルバーケット)終了

本日2020年5月13日に楽天より楽天グローバルマーケット閉鎖のお知らせが届きました。

過去10年間、ご愛顧いただき誠にありがとうございます。2020年6月1日02:00 PM（JST）に楽天グローバルマーケットが完全に閉鎖されることをお知らせいたします。ご不便をおかけして申し訳ございません。

引用元：https://global.rakuten.com/

10年に渡り楽天出店店の海外販売をガッチリサポートしてくれていた楽天グローバルマーケットでした。
2020年6月1日2:00で閉鎖になってしまうそうです。
突然のニュースで個人的にも結構驚きが大きかったです。

しかし海外の楽天モールまで無くなる訳ではないそうです。

田上

私は始めこのニュースを聞いた時海外の楽天モールも全て閉鎖になると勘違いしてしまいました…。バッチリ営業しています笑　上記リンクから改めて台湾やアメリカ、フランス、ドイツの楽天モールを見てみましたが各国の特色が出ており面白いですね！

楽天グローバルマーケットが終了で中小企業の越境EC売上は一気に下落

実際に弊社でも楽天海外販売を利用して近年流行りの越境ECに取り組んでいました。

楽天グローバルマーケットが中小企業にとって良かった点は「設定さえしてしまえば自動的に楽天の海外モール（楽天グローバルマーケット）に出品してくれる」という点でした。
ストアRMSから海外販売の設定画面で「海外販売対応設定」にチェックを入れ海外送料設定を行うだけで自動的に海外に向けて出品してくれるというお手軽・簡単さでした。
商品タイトル名も商品説明文も自動で英語に翻訳してくれるという素晴らしいサービスでした。

この楽天グローバルマーケットを使い日本国内の中小企業は少なからず越境EC販売の恩恵を受けていました。
弊社の出店店でも国外ニーズに最適化していない商品でしたが海外販売比率は全体売上の１０％弱ありました。

これからは海外だ！と意気込んでいた国内の中小EC企業はこの決定で一気に戦略の見直しを迫られる事になりました。

越境ECの市場規模

出典：経済産業省ウェブサイト

2015年と少し古いデータですが日本からアメリカ、中国へそれぞれ5300億円、7900億円と大きな額が売れています。
この中には楽天グローバルマーケット経由の売上も相当数入っていたはずです。

楽天海外販売終了後中小企業はどうやって越境ECに取り組めば良いか？

楽天グローバルマーケットが終了した後国内の中小企業はどのようにして越境EC販売に取り組めば良いのでしょうか？

正直どちらもなかなか中小企業にとっては厳しい壁がありますね…。
eBayに出店（出品）するのも自社で翻訳しなければなりませんしアマゾンも同様に中々ハードルが高いですね。
自社で海外販売向けのECサイト制作はおそらく年商5億円未満の会社ではほとんど不可能に近いでしょう…。

こう考えるといかに楽天グローバルマーケットがありがたいサービスだったかを痛感します。

EC管理システムを導入して海外販売に対応

弊社でも今後越境EC販売（海外販売）は強化していかなければならないと考えているので対策を始めています。
具体的には新たなEC管理システム（商品管理システム）の導入を進めています。
このEC管理システムを導入する事でeBay等の海外ECサイトにも自動で出品する事が出来ます。
もちろん国内の楽天市場やヤフーショッピングストアとの在庫連携機能もあります。
事業の基幹システムですので導入の準備には数か月前から取り組んできましたがこのタイミングで楽天グローバルマーケットの終了がニュースとなりましたので非常に良いタイミングでの導入となりました。

中小企業の海外EC販売でお悩みの方いらっしゃいましたらご連絡下さい。
色々とご相談に乗れると思います。

まとめ

中小企業は今後縮小する国内マーケットだけをターゲットにしている訳にもいきませんので中長期的な戦略を考え海外販売（越境EC）に取り組んでいかなければなりません。
しかしながら私自身もそうでしたがその戦略を進めるにはあまりに情報が少なすぎます。
システムの最適な事業者の選び方や販売する越境ECモールの情報など…。
特に地方都市でビジネスをしていると本当に情報が少なく私自身も無駄な投資を何度もしてしまっています。
私が知っている事やご案内出来る事はいくらでもお話しますのでEC販売でお困りの方はお気軽にお問合せ下さいませ。